日本三大まんじゅう

日本の伝統和菓子のひとつお饅頭。そのお饅頭を代表する「日本三大まんじゅう」をご存じでしょうか?みなさんも一度は口にしたことがあるお饅頭です。お饅頭といっても、全国には種類も内容もさまざまなものがあり、各県それぞれに銘菓と呼ばれるお饅頭が必ずあると言ってもよいですよね。そのお饅頭の中でも、「日本三大まんじゅう」と呼ばれているものがあるようです!公的な機関が定めたわけではありませんが、2007年に三笠書房出版から出版された『日本の「三大」なんでも事典』に明記されたのをきっかけに、認知されるようになったようです。日本中に饅頭の種類は一説によればその名の通り、万と十ほどもあるという。それほど人々に親しまれてきた菓子「まんじゅう」その万を超える中でも、味、姿、風格と、三拍子揃った日本を代表する三大名物饅頭をご紹介します。 薄皮饅頭(福島県) 嘉永5年(1852)に創業の福島県郡山市の「柏屋」。この店で代々作られてきたのが、一度食べたら忘れられない味と評判の薄皮饅頭である。黒砂糖風味の薄皮とこしあんのマッチングが絶妙で、舌の上にのせた時、その甘さが口全体に広がる。それでいて甘ったるさがいつまでも残らない。どんな時代でも長続きする、あきない饅頭の代表格といえよう。 大手まんぢゅう(岡山県) 天保8年(1837)創業の岡山県岡山市の「大手饅頭伊部(いんべ)屋」では、150年以上にわたり、薄い皮にぶどう色のあんが透けて見える大手まんぢゅうを作り続けている。創業当時の備前藩主・池田公に好まれ、茶会の席では伊部焼(備前焼)とともに愛用されたという。名前の由来は、当時の店舗が岡山城の大手門前にあったため。 志ほせ饅頭(東京都) 中国・浙江省出身で、興国2年(1341)に来朝した林浄因を始祖とする老舗中の老舗「塩瀬総本家」。この店で作られる志ほせ饅頭は、大和芋と上新粉を合わせて練り上げた皮と、ほのかな甘みの小豆のあんからできている。上品な甘さと柔らかい舌ざわりが絶品。表面に刻印された「志ほせ」の文字が、この饅頭の歴史の深さを感じさせる。

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