桜餅には2種類ある!!

新緑が芽吹き、色とりどりの花が開き始める春。日本人なら誰しも待ち焦がれるのが、桜の開花ではないでしょうか。そして桜の季節のお楽しみの一つが「桜もち」ですよね。この桜もちには2種類あり、最近では両方販売しているお店もありますが、その違いをご存知でしょうか?
 
 
関東の桜もちは「長命寺」
関東の桜もちは、小麦粉を水で溶いて薄くのばして焼く、クレープの様な生地に餡を包むもの。包み方にはバリエーションがあり、くるっと筒状に巻いたもの、半月形にパタンと折畳んだもの、最近では四方を包み四角い形に仕上げたものも見かけます。生地も、薄い生地からモチモチの厚めの生地もありますし、白いもの・ピンク色のものと様々です。餡は、漉し餡が多いでしょうか。餡を包んだ生地を最後に桜の葉で巻いて出来上がりですが、桜の葉も1枚から3枚とまちまちです。関東近郊で食されている事が多いですが、不思議な事に、石川県や島根県の一部地域でも、関東風が食されている様です。
 
 
関西の桜もちは「道明寺」
関西の桜もちは、道明寺粉でつくったモチモチの生地に餡を包むので、道明寺と呼ばれます。これに桜の葉を巻いたり、上に桜の塩漬けを飾ったりします。ただし、この「道明寺」という呼び名は、主に関東の人間が、関東風との区別の為に主に使っているようです。関東と関西の食文化を比較すると、切り餅の形やお味噌・お出汁など違いが多数ありますが、桜もちも違いを認識して色んなお店を覗き、いくつか食べ比べしてみるのも楽しいですね。
 
関東風も関西風も、どちらも桜餅と呼ばれ親しまれてきた季節の和菓子。あなたはどちらがお好みですか?今時は通販などでも手軽に手に入るので、食べ比べてみるのも面白そうです。
 
 

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