ひな人形の収納

ひな祭りが終わるとやってくるのがひな人形の収納です。今年は我が家も数年ぶりにひな人形を飾りました。飾るまではお人形にカビが生えてないか?など心配でしたが無事に飾ることができました。次からはそんな心配をしなくても良いように今年は正しく収納したいと思います。
 
高級雛人形は絹を多く使っています。衣装はもちろん、髪の毛も絹でできています。ですから、基本的に絹の和服と同じ扱い方になります。絹製品の保管のポイントは次の3つ
①紫外線 ②湿気 ③害虫
 
①紫外線に気をつける
これは保管している時はもちろん飾っている時も直射日光を避けるようにします。飾る場所や保管場所は十分に考慮しましょう。
②湿気に気をつける
湿気はお人形にとっては大敵!湿気は変色や黄ばみの原因にもなりますし カビや害虫にはとても住みやすい良い環境ということになってしまいます。
③害虫に気をつける
害虫は湿った場所が大好き。 湿気をコントロールするだけで、害虫はつかない!といっても過言ではないほどです。でも、きちんと防虫剤をいれるなどの対策はしておきます。
☆保管する箱について
保管する箱には『桐箱』が断然おすすめです。なぜなら、桐は湿気を一定に保ち、気密性があるからです。ダンボール箱などの紙製のものだと害虫が入り込みやすく、もし結露などがついた場合に水分が染み込みやすいです。できれば人形保管用の桐箱なども売っていますので別途用意することも考えてみてはいかがでしょう。もし、桐箱の用意ができない場合は乾燥剤などを十分に使用して湿度をコントロールしていきます。雛人形は高価なものですので長い間楽しめるように、保管にこそ注意が必要です。
☆乾燥剤について
乾燥剤ははっきり言って『絶対必要』です。 防虫剤よりも重要といってもいいくらい。とくに紙製の箱に収納する場合は必ず使用してくださいね。和装用のものや、防カビ兼用のものなどもあります。
気を付けたいのが乾燥剤の吸水力。ひとつでどの位の水分を吸収できるのか、また何ヶ月くらいもつのか、などを考慮して使用しましょう。 場合によっては交換が必要になってくる場合も。もちろん保管する場所にも押し入れ用の湿気取りを置く、梅雨時は除湿機を使うなどの対策は忘れずに!
 
保管する時の注意点としては「お天気のイイ日に収納すること!」です。3月3日をすぎたら、急いでしまわなきゃ!なんて思いがちですが日にちはそれほど気にしなくても大丈夫です。それよりも気にして欲しいのは『お天気』です。湿気のすくない日を選んで収納することが一番大事!湿気が多い日に収納にとりかかると湿気も一緒に収納してしまうことに…もちろんカビや害虫の原因になりますので、気をつけましょう。
 

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