知っていますか?お酒の適正量

今年も残すところ1か月をきりました。年末が近づくと、忘年会などでお酒を飲む機会も増えるかと思います。日本では昔から「酒は百薬の長」「命の水」などと評され、「酒」そのものや「飲酒」行為は冠婚葬祭の一部としても人々の日常生活で深い関わりをもっています。適度な飲酒は疲労の回復やストレスの解消あるいは人間関係を円滑にするなど、私たちにとってプラスの作用もあります。一方、飲酒量が過度になると、急性や慢性の疾病(急性アルコール中毒やアルコール依存症など)が発症しやすくなります。上手に「酒」と付き合いたいものですね。
 
飲酒の適正量
 健康日本21では適正飲酒量は、「節度ある適度な飲酒」としています。「節度ある適度な飲酒」とは純アルコールにして1日20g程度とされています。しかし、アルコールの分解には個人差があります。先天的にアルコールを処理するための酵素(アルデヒド脱水素酵素)が欠損していたり、処理能力が弱っていたり、体調が良くないときや空腹などの時はお酒を飲むことはお勧めできません。
~~純アルコール20gの例~~
カッコ内はアルコール度数
日本酒(18パーセント)1合分
ビール、発泡酒(5パーセント)500ml
ワイン(13パーセント)200ml
 
自分でアルコール量を計算することもできます。
お酒の量(ml)×(アルコール度数(パーセント)÷100)×0.8
 
一緒に食べたいもの
 料理やつまみのポイントは、栄養バランスが保たれるようにすることです。肉類、魚介類、大豆製品、卵類、乳類を多く含む料理、野菜の多い料理、飯・麺類なども選び、アルコールを含め適正な摂取量の範囲で摂ることが理想的です。冬場は鍋料理をつまみにすると、多くの種類の食材を上手に摂る事ができます。お酒は週に2日は休肝日を設けるなど、正しい知識と適量でつきあうことが大切です。上手にお酒と付きあい、気持ちよく新年を迎えませんか。
 

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