体温を上げる方法!「温活」

年齢に関係なく、若い人にも多い低体温。低体温がもたらす様々な弊害や、低体温の改善法「温活」について調べてみました。
 
本来、私達人間の体温の平均は36.5℃くらいであり、体温が1℃下がると、免疫力が低下するなど健康に悪影響があるといわれています。
体温が下がり、免疫力が低下すると、カゼなどの感染症・病気にかかりやすくなったり、花粉症などのアレルギー症状が出やすくなります。さらに、低体温だと、免疫力が落ちることに加え、体温が35℃になるとガン細胞が活発になるともいわれています。また、体温が低いと、基礎代謝が低下し、新陳代謝が悪いため、太りやすくなるとも考えられます。
 
☆なぜ、低体温になってしまうの?☆
 
低体温の原因としては、冷たい食べ物や飲み物、甘い食べ物の食べ過ぎ、自律神経の乱れ、住環境、ストレス、運動不足による筋力低下などさまざまな要因が考えられますが、低体温の原因の一つにビタミン・ミネラル不足があるといわれています。なぜ、ミネラル・ビタミンが不足すると、低体温になってしまうのでしょうか。それは、ブドウ糖をATP(≒エネルギーや熱)に変化させるには、亜鉛・セレン・鉄・マグネシウムといったミネラルやビタミンB1・B2などのビタミンが必要だからです。ミネラル・ビタミンが不足してしまうと、食べ物からエネルギーや熱を作ることができず、体温が上がらなくなり、低体温になってしまうのです。
最近の食事の傾向として、加工精製食品に頼った食事をしているため、タンパク質・脂肪・糖分を過剰に摂取している反面、ミネラル・ビタミンは不足傾向にあります。
また、食べない系ダイエットといった無理なダイエットをする方の場合、更にミネラル・ビタミンは不足してしまいます。
こうした食生活の乱れや無理なダイエットによるミネラル・ビタミンの不足が、低体温を引き起こす重要な原因になっているのです。
 
☆体温を上げる方法(温活の方法)☆
 
 *冷たい食べ物や甘い食べ物をあまり食べないようにする
糖分には体を冷やす作用があり、低体温の原因となるので、できるだけ食べないようにする。温かい飲み物を飲んだり、旬の野菜や果物を摂取して低体温改善を促しましょう。
 
 *たんぱく質を摂取
筋肉のもとであるたんぱく質を摂ると、筋肉量が増え、熱を作り出します。
筋肉をつけるためには、運動することだけではなく、筋肉を作る材料となるたんぱく質を摂取することが大事です。低体温の人が増えている理由の一つには、デスクワークが増えたり、運動する機会が減るなどして、筋肉量が減少していることが挙げられます。たんぱく質を摂取し、運動する機会を増やして、熱のもととなる筋肉を付けたいですね。
 
 *運動で低体温改善!
運動不足になると、血液を送る筋力が低下し、低体温の原因となるので、積極的に運動して筋肉を鍛えましょう。第2の心臓とも呼ばれるふくらはぎが動き、そのポンプ作用で血流が良くなります。ふくらはぎのマッサージもおすすめ。また筋肉を使うことで体温が上がるので、ウォーキングやスクワットなども。
 
 *お風呂にゆっくり浸かる
お湯に浸かると、身体が温まり、血液の循環がよくなり、疲れもとれ、健康にもダイエットにも効果的。また、ストレスがかかりやすい現代人の生活の中ではリラックスする方法としてもお風呂の時間を大事にしたいものです。
お風呂にゆっくりつかることで体が温まるだけではなく、リラックスすることで自律神経(交感神経と副交感神経)のバランスが整うことが期待されます。さらには、冷え性・低体温になると、血流が悪くなり、肌に栄養がいきわたらず、老廃物の代謝が低下してしまうため、肌の不調が出てくるので、美容のためにも、お風呂にゆっくりつかるのはよいのではないでしょうか。
 
 *お酒の飲みすぎに気をつける、タバコを控える
タバコは急激に血管を収縮させてしまい、血液の流れが悪くするともに基礎代謝も低下させてしまうためです。
 
 *寒さにあたる
寒さにあたることで、交感神経の活動が高まり、血管収縮のトレーニングになるそう。
 
 *バランスのとれた食事で亜鉛などのミネラルやビタミン補給
低体温改善に必要不可欠な栄養素は、亜鉛・鉄・セレンなどのミネラルと、ビタミンB1・B2などのビタミンです。亜鉛などのミネラル補給は、女性ホルモンのバランスを保ち、冷え・生理不順・低体温を改善します。
 
みなさんも知らず知らずのうちに低体温の症状が?。。寒くなる前のこの季節、はやめに「温活」始めてみませんか。
 

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