ネバネバ食材で元気に

お仕事で疲労が溜まっていたり、気候的に夏バテになっていたりと、お悩みな方が多いのではな
いでしょうか。そんな時、ネバネバした食品を食べるともたれやすくなった胃腸の働きを助けてくれ
るといいます。
『ネバネバな食材』と聞くと、何が思い浮かぶでしょうか?納豆やオクラ、山芋など、意外と身近な
食材がネバネバを含んでいます。最近注目されて目にする機会も増えたモロヘイヤもネバネバ食
材です。
日本で食べられているネバネバ食材は、海外と比べても格段に幅広いのです。上に挙げた食材
だけでなく、キノコや海藻にもネバネバしたものはあります。具体的にどんなものがあるのか。『ネ
バネバ』の正体と効能。効果的な食べ方についてなどご紹介していきたいと思います。

●ネバネバ成分に秘められた驚くべきパワー
あのネバネバの正体は、『ムチン』というタンパク質と多糖類が結合したものです。これがどういった
効果があるかをお伝えする前に、お伝えしておきたい情報があります。
実は、人間の体内のあらゆる器官の粘膜の表面もこのムチンによって保護されています。粘膜が
乾燥して傷付いたりしないようにムチンが粘膜を潤った状態に保ってくれているのです(粘質な為、
普通の水分よりも潤いを維持しやすい)。
この粘膜を保護する効果によって、胃の場合は胃潰瘍、胃腸の場合は胃腸炎の予防やなってし
まった後でも回復を早めてくれます。また、鼻や喉の粘膜を潤してくれる為、風邪やインフルエン
ザの予防、アレルギー症状の緩和や予防にも効果的だといいます。
さらに、ムチンにはタンパク質を分解する酵素も含まれており、タンパク質の吸収を助けてくれるの
で、疲労を感じた時や消化しにくい肉や魚などを食べた時に一緒に摂るのがおすすめです

●ネバネバ食材を効果的に摂る方法
納豆・オクラ・モロヘイヤ・つるむらさき・レンコン・長芋・里芋・なめこ・昆布・めかぶ……と、ネバネ
バ食材は、代表的なものだけでもたくさんあります。ネバネバした食品には、ほぼムチンが含まれ
ていると考えていいと思います。
さて、様々な効能があるムチンですが、一つ弱点があります。ムチンのタンパク質分解酵素は、熱
に弱いので加熱調理には向かないのです。最大限の効果を引き出すには、生のまま食べるか、
加熱するとしても短時間でサッと火を通す程度にしましょう。
しかし、上に挙げたようにネバネバ食材には、加熱せずにそのまま生で食べられる食材が多いの
で特に問題ないでしょう。最近お疲れ気味な皆さん、ぜひネバネバ食材を食べて疲労回復・病気
の予防を心掛けてみませんか?

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