梅雨

6月は入梅の季節。カビ対策など梅雨の時期ならではの工夫をされる方も多いと思います。そこで今回はうっとうしい梅雨が少しでも楽しめる記事を紹介させていただきます。
 
 
☆蒸し暑さを軽減し香りを楽しむ
 雨が降ると独特の匂いを感じることがあります。例えていうなら、あの苔むす匂い。 朽ちた倒木や、古い岩や湿っぽい土などが混ざったような、なつかしい匂いです。科学的には、雨が降る直前に植物が土へ出す匂いだとか、湿った土壌中の細菌が発する匂いだとかいわれています。苔のなかには樹木に着床する品種があり、これらをかき集めて作った香料は「○○モス」とよばれ、香水の原料として有名です。特に20世紀の初期、樫の木からとれたオークモスを調合した名香が生まれ、今も多くの香水のお手本となっているそうです。雨をそんな思いで嗅いでみると、うっとうしい梅雨も楽しくなるのではないでしょうか。この季節にお薦めなのが、ミントなどのスーッとした香り。こうした香りを嗅ぐと全身がスッキリした気分になり、体感温度が下がるといわれているようです。
 
☆梅雨は園芸チャンス
「……苔のむすまで」と、国歌にも詠われるほど日本人とは縁の深い苔。その苔を植えて独特の風情を創り出す庭園は、外国ではほとんど見られない独自の文化だといわれています。例えば西芳寺をはじめ、京都には苔で有名なお寺が数多くあります。苔たちは水気を好むため、雨が多いこの時期のお寺は他の季節と比べて一層のわびさびがあります。 苔以外にも、紫陽花、花菖蒲、夕顔、くずや雪ノ下など、日本の植物には雨を厭わない植物が案外多いのです。古来より気候風土に適した植物が育ってきた所以かもしれません。梅雨の時期ならではの、雨の恵みを存分に受ける植物たちの姿をゆっくりと眺めてみるのもいいですね。またこの時期、植物は非常によく成長し、数日間観察を怠るだけで見違えてしまうほどです。夏をひかえ、植物を植えるには適している時期ですので、身の周りに緑を増やして自分なりの緑化を進めてみてはいかがですか。
 

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