花粉症に効く「掃除」のコツ

春の訪れとともにやってくる花粉の季節。4月に入り街中やオフィスでは大きなマスクで顔を覆った人や、くしゃみ・鼻水と格闘している人を目にします。
 
 花粉症対策というと、マスクに薬、お茶やサプリメントなどの飲食物が頭に浮かぶかと思いますが、その効果のわりに意外と知られていないのが掃除。衣服・洗濯物・布団への付着、玄関の開け閉めや換気などによって侵入した花粉は、室内に居座り、花粉症の人を苦しめ続けます。今回は、花粉を取り去るために効果的な掃除方法を紹介したいと思います。
 
☆湿らせて花粉除去☆
 
 花粉掃除にもっとも効果的なのが、湿らせて取る方法。乾いたまま、はたきや掃除機などで取り去ろうとしても、舞い上がらせてしまって取れないだけでなく、吸い込みやすくしてしまうことで症状を悪化させかねません。
 
 まず、室内の花粉の大部分が付着している床面は、濡れ雑巾やウェットシートを付けたモップで拭き取りましょう。帰宅直後など、室内を歩き回ったあとは花粉が舞い上がっているので、床に落下しているタイミングを狙って行うのが鉄則。玄関から続く廊下や窓の周辺は、特に量が多いポイントなので、重点的にやることをオススメします。
 
 続いて付着しやすいのがソファ。帰宅後、花粉が付着したままの衣服で座ったり、ちょっと洗濯物を置いておいたり…何かと花粉が触れる機会の多い場所なのです。1日に1回、よく絞った濡れタオルやコロコロ粘着シートで表面を拭き取る習慣をつけましょう。
 
 エアコンのフィルターも、花粉が付着しがちなポイント。花粉の種類によっては、早いもので2月から、遅いもので8月までと、暖房・冷房を使う時期にも飛散しているためです。最低でも1カ月に一度、水洗いをするよう心がけましょう。
 
 意外と見落としがちなのが窓のサッシ部分。ちょっとした換気などでも、花粉は侵入してくるうえ、溝になっているため溜まりやすい場所なのです。ウェットティッシュで丁寧に拭き取るのも良いですが、指が入らないような狭い隙間はどうしても拭き残しが出てしまいます。畳や絨毯などの濡らせない床でなければ、コップや空のペットボトルなどで汲んだ水をかけて洗い流し、それを雑巾で拭き取るほうが、効果的なうえ手間にならないかもしれません。
 
 掃除をする際に換気をしたくなったら、必ずカーテンが付いている窓で行いましょう。入ってきた花粉の大半がカーテンに付着するので、換気を済ませたのちに、よく絞った濡れタオルやコロコロ粘着シートで表面を拭き取ればOKです。
 
 最後に紹介したいのが、花粉を室内に入れない工夫。もっとも簡単なのが、帰宅時、家に入る前にコロコロ粘着シートや衣服用ブラシで取り払う方法です。これだけでも、だいぶ効果があるハズなので、こまめな掃除とともに心がけてみてください。
 
 

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